TECHNOLOGY

技術紹介

大深度

For GREAT DEPTH

深いところを掘るための技術

土砂シール

海底トンネルや都市の再開発などに伴い、シールド工事は大深度化の傾向にあります。大深度化の大きな技術テーマは高水圧対応技術です。大深度の地下水圧、土圧等からシールド機内の精密機器をいかに保護するか。当社は独自の高水圧対応シールを開発し実用化しています。更に高水圧下での長距離掘削や高速回転等の厳しい条件での施工実績を積み、より信頼性の高いものとなっています。

  • カッター旋回土砂シール

    カッター旋回土砂シールは、回転軸受を土砂、地下水、添加剤などの侵入から保護するものですが、そこで求められるシール条件はカッター掘削土圧、地下水圧、添加剤注入圧に十分に対応できるものでなければなりません。当社が開発したシールは試験により2.0MPaの高水圧に対応できることを確認しています。

  • 中折れシール

    シールドマシンには曲線施工時の補助機構として中折れ装置を装備しているものがあり、曲線施工時に本体が屈曲する構造になっています。この屈曲部の止水に用いられているのが中折れシールです。カッター旋回土砂シール同様に試験により2.0MPaの高水圧に対応できることを確認しています。

テールシール

当社ではφ1mのセグメント径で実験装置を製作し、高水圧シールの水圧実験を行っています。実験装置はセグメントを実際のスピードで掘進させることができるものです。この実験により、当社テールシールはテールシーラーとの組み合わせで2.0MPaの耐圧性能を有していることが確認できています。