技術をもって社会に貢献するという、
IHIの経営理念が入社のきっかけ
小さい頃からものをつくることが好きで、将来ものづくりの仕事をしたいと考えていたY.Nさん。大学で機械工学を学び、設計の仕事を目指すようになったとき、重厚長大でスケールが大きく、またインデント製品の多い重工業業界に惹かれたと語る。IHIを選んだのは「技術をもって社会に貢献する」という、IHIの経営理念を知ったことから。IHI入社以来シールドマシンの設計業務に携わっていたプロフェッショナル。2011年IHI・JFEEのシールド部門の統合によりJTSC設立、2016年JTSC・MHI-MSのシールド部門の統合によりJIMT設立となった時にも、違う出身会社なるも、同じ「シールドマシン」を設計する技術者が集まったことで、また新たなチャレンジができると胸を膨らませたそうだ。
グループ長の責務を担いつつ、
直径12m以上の
大型シールド機の設計をこなす
現在、川崎機械設計部の2グループのグループ長を担っており、グループメンバーの業務マネジメント、国内向け見積工事、受注工事における工事遂行とフォローを行っている。具体的には国内の大型案件として、高速道路向けや鉄道トンネル向けの直径φ12m以上の大型シールド機の設計を行っている。お客様からシールド機を受注するまでの見積対応、また受注後の設計および製作、製品完成後のアフターフォロー迄、シールドマシンのエンジニアとして幅広い業務を担う。シールドマシンは工場で製作後、現地の掘削現場に搬入し組立を行い、その後トンネル掘進を行う。設計したマシンが到達を迎えた時、一つのプロジェクトが完遂したことを実感できることが大きいのが魅力とにこやかに話す。シールドマシンの話をしている時は非常に幸せそうに話されることが印象的である。
φ13mのカッターが回った瞬間は
鮮明に覚えている
Y.Nさんは、入社2年目にして担当した高速道路トンネル向けのφ13mのシールドマシンの設計を任された。この工事は受注前の見積段階から担当し、受注後の設計担当も担った。当時の設計部は見積設計グループと受注後の設計グループは分かれていたので、シールド機の受注にあわせグループ異動のうえ担当となり、受注後お客様とシールドマシンの詳細スペックを決めていった。初めてのことばかりだったが、先輩やお客さんにもいろいろ相談し、スペックを決めていった経験は、自身の成長につながったと感じた。工場でシールドマシンを製作、試運転でシールドマシンのφ13mのカッターが回った瞬間のことは鮮明に覚えている。今でも完成した高速道路を通るたび、その当時のことを思い出すのだと照れくさそうに語った。
今後は都市部のインフラ整備に
より貢献したい
都市部ではその発展に伴い、生活に必要なインフラ設備である電気・ガス・上下水道・通信・道路・鉄道などの整備のために地下空間が有効活用されてきた。そのため、複雑化する施工条件、トンネルの深さ(土・水圧への対応)、断面(大きさ・形状への対応)、路線線形(掘進距離・カーブ施工の対応)、工事期間の短縮のため施工の高速化、効率化が求められている。今後は施工時の周辺環境への配慮(振動、騒音)や建設業における担い手不足・省人化ための自動運転や遠隔メンテナンスシステムが重要になっていくと考えている。そのため常にお客様の求められるニーズや社会的課題解決に向けてマシンを進化させ、社会の安全、安心、サステナビリティに貢献したいと大きな視点でとらえて仕事をしていくのが目標。JIMテクノロジー株式会社は、社員に向けては各自のスキル習得に向け、OJT含めた研修などの教育計画、業務内容のフォローなど各自の意思や意見が反映されやすい組織。また部門を横断した業務も多く、設計のスキルだけでなく様々なスキル取得が可能。自身のキャリアップに向けてやりがいのある職場であると語った。
休日は旅行やドライブ、散歩も楽しむ。
お酒も楽しく飲むのが好き。
休日は旅行やドライブが好きなので、あちこちでかけている。ただ、ここ数年はコロナ渦で遠出ができなかったので、休みの日は散歩をするように。また、お酒が好きなのだが、最近は飲みすぎないように注意しているのだそう。