TECHNOLOGY

技術紹介

効率化

For EFFICIENCY

効率よく掘るための技術

高性能シールド

  • 二重カッター

    シールド機の前面(掘削面)にあるカッターヘッドの内周部と外周部を別々に回転させる二重カッター方式を採用することで、カッターヘッド全体が単一で回転する従来工法に比べて、掘進速度を約25%向上させるとともに、電力消費量を約30%抑える高効率な掘削方法を実現します。

  • 支障物切削

    シールド機に特殊なビットを装備して切羽に人が出ることなく、地中の支障物(鋼矢板Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ型、H形鋼)を直接切削して除去する技術です。

  • SENS工法

    SENS工法とは、Shield・ECL・NATM・Systemの略で、シールド(Shield)工法による切羽の安定を保ちつつ掘削を行い、場所打ちライニング工法(ECL)による一次支保で早期閉合を図り、NATMの吹き付けコンクリートと同様に地山の変位収束後に二次覆工のコンクリートを打設することで、トンネルを完成させる工法で、セグメントの組立が不要です。Φ11mクラスの新幹線トンネルや鉄道トンネルで施工されています。特殊装備でシールドとSENSの切り替えができるマシンも実用化されています。

    SENSは、地盤性状において山岳NATMとシールド工法の境界領域の工事にコストメリットのある工法として確立しつつあります。特に大口径・非円形・長距離の分野で今後大きく貢献することが期待されます。

特殊断面シールド(非円形)

  • DPLEX(偏心多軸)シールド

    カッターフレームを平行リンク運動させることにより、矩形、楕円形、馬蹄形及び円形など任意の断面を掘削することができます。

  • 拡大シールド

    先行して施工されたシールドトンネル外周部に地盤改良を実施した後、トンネル外周に沿って円周状に地山を掘削することで、トンネルを所定の区間、同心円状に拡大します。